最近では、幼児から習い事をさせている家庭が増えてきています。本当に幼児から習い事が必要なのか、そして習い事をしないデメリットなどがあるのかなど、検討していきたいと思います。
習い事は何歳からしているの?
幼児の習い事の場合、年中さん辺りから習い事をさせている家庭が一気に増えます。そして、人気な習い事は、「スイミングスクール」「英語」「ピアノ」「ダンス(バレエ等)」が多いです。ただ、地域によってこれにはバラツキがでると思います。また、年長さんになると、公文などの学習面での習い事をさせる方が増えるように思います。
習い事をさせる目的
ほとんどの場合、子どもの才能を伸ばしてあげたいと思って習い事をさせている親が多いと思います。しかし、良く考えてみると、「才能を伸ばすことを目的にしてはいけない」という事にたどり着きました。
なぜ、習い事は才能を伸ばすことを目的にしてはいけないのか
才能を伸ばすことを目的にすると親は判断基準として、伸びているか、伸びていないかで子どもを判断してしまいます。
伸びている場合には、問題ありませんが、伸びるのが遅かったり、伸びていないと親が判断した場合には、教室への不信感や、子どもにプレッシャーを与える事になります。
習い事に期待する事
習い事に期待する事に対して、「子どもの才能を伸ばす!」ではなく「子どもに幅広い体験、経験をさせる!」という感覚で習い事をやる事をお勧めします。親が変に期待(判断)しなければ、子どもが楽しく習い事を続けられるかも知れません。また、子どもが今の習い事を変えたい(やめたい)と思った時にも、親はイライラする事もなく、「子どもに幅広い体験、経験をさせる為!」と思えばいいのです。
習い事をしないメリット・デメリット
ここでは、習い事をしない事のメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。ただ、メリットとデメリットは、考え方によっては、逆になることもあるので、しっかりと判断することが大切です。
習い事をしないメリット
まず、習い事をしないメリットを考えていきたいと思います。
お金がかかる
一番最初にお金の話で申し訳ないですが、お金の話をどうしてもしたくて、1番最初にもってきました。
平均的な習い事の金額は、約7,000円前後です。
この金額が安いか、高いかは人によっても違うと思います。ただ、ここで考えて貰いたいのは、金額が高いか安いかだけではなく、本当に子どもにとって必要なことかという事です。
時間が制約される
だいたいの習い事は、〇時~〇時までと決まっています。その時間は習い事に行かなければなりません。そして、習い事によっては、土日などもある場合があります。習い事に時間をとられるということは、その分家族との時間を犠牲にしていると言っても過言ではありません。
子どもが本当にしたいことなのか
子どもの動機は単純です。〇〇くんがやっているからとか、〇〇ちゃんがやっているからなどが大半だと思います。このような場合には、特に注意が必要です。本人の意思でやりたいのではなく、友達の影響によってやっているからです。本人が自分で考えてやっているのとはわけが違います。しっかりと親が見極める必要があります。
習い事をしないでデメリット
正直、デメリットを考えてみましたが、あまりデメリットを感じられませんでした。ただ、ひとつだけ思い浮かんだことがあるので、書いていきたいと思います。
家では集中できない、親ができない場合
兄弟などがいて、家で集中してできない場合や、子どもがやりたいことに対して、親ができない場合には、習い事をさせた方が良いのではないかと思いました。いつまでも兄弟(特に弟や妹)がいる場合には、なかなか子ども(本人)に相手することができない場合もあります。そのような場合には、子どもがやりたがっている習い事をさせるのも良いと思います。また、親がやった事がない(できない)習い事の場合なども同じです。
子どもが習い事をやりたいと言ったら
子どもが自ら習い事をやりたいと言うかもしれません。そこで、習い事をさせるかのポイントを3つ紹介したいと思います。
周りに影響されているか
周りの子が習い事の話をしていると、子どもも習い事などの話をしたがります。また、同じ幼稚園や保育園などで友達が複数同じ場所に通っていると行きたがるのも子どもです。ただ、友達に影響されているからと言って、全く「ダメ」という事ではありません。しっかりと目標を立てる事が大事です。
例えば、スイミングスクールの場合、クロールが泳げるまでは頑張るなど!
理由がきちんとしているか
今度は、上記で紹介した真逆の事を書きます。友達の影響で始めた習い事は、正直、長続きしないことが大半です。なぜなら、自分が本来やりたいことではないからです。このような場合、辞めさせるのか、続けさせるのかも非常に悩むポイントだと思います。このような事がないように、なぜ「その習い事をやってみたいのか」をきちんと子どもに聞いてみましょう!その際に、その習い事をやるメリットとデメリットも話しておきましょう。
資金面は大丈夫か
最後に資金面の話です。「子どものためなら」と頑張っているご家庭をお見受けします。ただ、子どもが「本当にやりたいこと」を見つけた場合に、その資金を捻出することができますか?
そして、今までやっていた習い事を、継続しながら同時進行で習わす事が可能ですか?
私は、正直厳しいと思います。きっと私なら、「今までやっていた習い事はどうするの?」などと、子どもがやりたいと意思表示した際に、邪魔をしてしまう可能性があると思います。
まとめ
子どもの習い事については、非常に難しい問題だと思います。子どもが本当にやりたいと思った習い事は、「やらせてあげたい」と思うのが親心だと思います。なので、一概にどっちが大事だという事ではないです。ただ、子どものことを考えた場合、子どもが本当にやりたい場合にはやらせる。それ以外の場合には、やらせない。などと考えても良いのではないでしょうか。
また、子どもは成長するにつれ、いずれ親元からは離れていきます。幼児の今の時期に習い事ではできない、「幅広い体験、経験」をご家庭で養っていくのも大事な事です。